歴代藩主によってつくられた金沢城、兼六園ほか、加賀百万石の栄華が垣間見えるスポットをめぐります。
行程には各スポット内の移動距離を、所要時間には各スポットの見学時間(30分~60分程度)を含んでいます。
前田家ゆかりの地をめぐるスタートにふさわしい尾山神社。境内をくまなく散策すれば、いろんな発見が。「槍の又左」をイメージする前田利家公像の隣には、お松の方像もあります。
石川門をくぐって中に入ると目に飛び込んでくる一連の建造物。左端から橋爪門・橋爪門続櫓、五十間長屋、菱櫓、そして河北門。陽の光の下で白く輝く鉛瓦は金沢城ならではの美しさです。
何代もの加賀藩主により、長い年月をかけて形づくられてきた兼六園。作庭に込められた、藩主たちの長寿と永劫の繁栄の願いが、兼六園の随所に投影されています。池と池を結ぶ曲水、多彩な樹木が植栽された築山など、「築山・林泉・廻遊式庭園」としての見どころ満載です。
成巽閣は、12代藩主前田斉広(なりなが)の奥方・眞龍院(しんりゅういん)のために、13代斉泰(なりやす)が建てた母君の御殿です。 女性の御殿らしい細やかな配慮と気遣い、紅殻やウルトラマリンブルーの色壁といった大胆な彩色など、随所に女性的な演出が施されています。