コース2

加賀藩の美意識にふれる
工芸&美術館めぐり

「美術工芸王国」と言われる石川の礎は、加賀藩前田家が奨励した文化政策によって築かれました。この地で花開いた精緻で多彩な工芸技法を、展示作品を通して深く鑑賞するための、おすすめコースです。

行程
約1km
所要時間
約3時間

行程には各スポット内の移動距離を、所要時間には各スポットの見学時間(30分~60分程度)を含んでいます。

ルート案内

石川県立美術館

石川県立美術館
まずは、石川県が誇る名品の数々を!

茶道具、能面、能装束、甲冑、陣羽織、香道具など、加賀藩前田家伝来の美術工芸品から、石川県ゆかりの芸術院会員や人間国宝の絵画・彫刻・工芸などのコレクションなど、石川県ならではの名品の数々を堪能できる美術館です。加賀藩時代のものはもちろん、古美術から近現代のものまで、幅広く展示されています。

見どころポイント 石川県ならではの名品たち
  • 国宝「色絵雉香炉(いろえきじこうろ)」・重要文化財「色絵雌雉香炉」は必見。野々村仁清(にんせい)の彫塑的な作品のうちでも特にすぐれているといわれる傑作です
    右:国宝:「色絵雉香炉」野々村仁清 左:重要文化財「色絵雌雉香炉」野々村仁清

石川県立歴史博物館

石川県立歴史博物館
美術工芸王国の背景となる石川の歴史をチェック

赤レンガ造りの建物はいずれも国指定重要文化財。石川の歴史と文化を、親しみやすい常設展と多彩なテーマの特別展によって伝える博物館です。石川の美術工芸が育まれた背景にある歴史に触れてみましょう。

見どころポイント 石川の歴史を辿る工芸品
  • 常設展「美術工業の時代」のコーナーでは、明治維新後の殖産興業政策のもと生み出されていく工芸品の特徴を見てとれます
  • ガラスドームのホットサロンを背景に両脇の赤レンガもステキ!

加賀本多博物館

加賀本多博物館
武家ならではの豪奢で華麗な調度品をご堪能あれ

加賀本多家に代々受け継がれてきた甲冑・刀剣などの武具類や調度品を中心に、前田家からの拝領品、古文書など多岐におよぶ所蔵品より、名品を中心とした常設展示のほか季節ごとに特別展を開催。全国的にも珍しい武家博物館です。

見どころポイント 「の」の字文象嵌鐙(あぶみ)
  • 「の」の字文象嵌鐙。二代本多政長所用のもので、文様として珍しい「の」の字は政長の字型を写したと伝わります

成巽閣(せいそんかく)

成巽閣
御細工所の職人たちが腕をふるって造った奥方の御殿

13代藩主前田斉泰(なりやす)が母君・眞龍院(しんりゅういん)のために建てた御殿。眞龍院の夫12代斉広(なりなが)が隠居部屋として使っていた竹沢御殿から移築された材料を成巽閣の建物に再利用することで、随所に亡夫の面影を感じ取れる配慮がなされていました。謁見の間の極彩色の欄間をはじめ、納戸の引手金具といった細部の意匠に至るまで、御細工所の職人たちの技と趣向が各所に凝らされています。

見どころポイント 技術が光る道具の数々
  • 前田家伝来の「雛人形展」や「御所人形展」など、企画展で展示される道具の数々。御細工所の技術の粋が凝縮されています

いしかわ生活工芸ミュージアム

いしかわ生活工芸ミュージアム
“見て、学んで、体験できる”、工芸をたっぷり楽しむなら

石川県の伝統工芸品を紹介する博物館にふさわしく、加賀友禅、九谷焼、輪島塗、山中漆器ほか、石川県が誇る伝統工芸品全36業種すべてが常設展示されています。また、現代のくらしに馴染む若手作家による作品紹介のほか、工夫をこらした企画展を随時開催。さらに工芸作家の実演や工芸体験まで、石川県の伝統工芸に関することなら、ここにお任せ!

こちらもおすすめ 幽玄な黄金の空間
  • 豊臣秀吉が京都の醍醐寺で催したといわれる「醍醐の花見屏風絵」庵を再現した「黄金の庵」。金沢箔が使用されており、朱毛氈(しゅもうせん)の赤色と金色が見事に融合し、美しく輝いています
  • 兼六園と名付けた松平定信の直筆による貴重な扁額(へんがく)。2階から降りる階段踊り場上にかかげられているので、お見逃しなく
  • 青戸室石(あおとむろいし)で造られた中庭の人工池。季節ごとの風景を美しく映し込みます
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